目が乾くーー!
ワンちゃんのドライアイ、知っていますか?
実は割と多く見られます。
特徴は目やにが出ること。
ドライアイにも軽いものから重いものがありますが、ひどくなってくると白っぽくてベタベタした目やにが多く出ます。
写真は10歳のダックスさん。
目やには出るものなので、手入れしないとと思い毎日拭いていたそうです。
でもある日、右目をこすって目が開かなくなったため来院されました。
犬は基本人より目が出ていることが多いので目を怪我しやすいのです。
シルマーティアテストという涙を測る検査をします。
1分間測定して正常15 mm 以上なのですが、この子は1ミリぐらいしか涙が出ていませんでした。
ドライアイの治療には、
・涙の成分を数回点眼する
・涙が出るような目薬を点眼する
などがあります。
今回は涙が出る目薬をさすことにしました。
涙の量を測った後は角膜びらんが傷ついてるか調べるフルオレッセン検査をしました。
角膜は透明なのでその傷に着色するような液を入れて細かなキズを見つけます。
その検査は大丈夫でした。
目やにが出ている時は早めにご相談ください。
もし目をかいていたら、まずはエリザベスカラーをして目が傷つくのを予防してください。