仔猫のお腹の寄生虫と定期駆虫とは?
今日、愛護センターから引き取られた、2匹の男のこと女のコと男の子猫ちゃんが、下痢してると来院されました。
愛護センターさんで、色々治療して下さっていた用です。
お腹が緩いとのことで、整腸剤をお出ししました。
それと同時に、当院の仔猫さんには必ず実施させていただいている、定期駆虫をやりました。
https://www.bayer-pet.jp/pet/library/parasite/onaka/onaka07.html
今生後3ヶ月なので、毎月一回背中に駆虫剤を垂らすと、6種の寄生虫が死にます。
よく飼い主さんは検便してくちゅうしてもらってるんですけれどもとおっしゃいます。
でもおなかの虫は全部の寄生虫が卵を産むわけではないのです。
例えば、回虫などはオスとメスが交尾をして卵を産むで産んでそれを顕微鏡で私たちは見ます。
コレが検便で見つかる寄生虫。
でも瓜実条虫など、人間のサナダ虫の仲間などは、いくら検便しても卵を産まないため、寄生虫の卵を見つけることはできません。
猫だとプロフェンダーというお薬は背中に垂らすと6種類の寄生虫を駆除することができます。
お腹の寄生虫には、
大きく分けて
線虫
条虫
原虫
の3つに別れます。
上から2つ はプロフェンダーで
原虫の中には、ネコは
ジアルジア
と
トリコモナス
がポイント
ジアルジアは、便の抗体検査で
見つけられます。
トリコモナスは検査はできません。
ジアルジアがマイナスでも、下痢が続くなら
トリコモナスの治療を試験的に私はやります!
でも、鳥の薬なので
薬が大量&フランスの薬なので輸入が必要なんですが、まぁ持ってるので
これで治療!
これでもだめなら、食物アレルギーの
試験的除去食になります。
殆どはトリコモナスの治療で過去治っていますので、ご安心を!
早くお腹よくなって
すくすく大きくなーれ!