「りえ先生のペットの未来クリニック」の日誌

犬猫の皮ふ、アレルギー、耳、歯、精神科が得意な動物病院のブログです。

猫が食べてても病気の可能性がある病気を知っててね!

 

食べて痩せる病気も幾つか代表的なものがあります。

猫の飼い主さんは、仔猫の頃は良く来院するのだけど、数年したらワクチンも外に出ないから、接種しなくて良いやーって来なくなることが多いんです。

外出しなくても、ウイルスは人が運ぶのは

今回のコロナで良く理解しただろと思うので、せめて3年に一回はワクチン接種しよー!


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この猫さんもだったけど、チョット具合悪くて食べなくなることの多い、15歳位で初来院がうちには多いの

この猫さんは、21歳まで生きてくれました。

食べてたら、元気なハズダァ!

と人なら、食べてても吐かないけど、胃腸の調子悪いなんてレベルは基本来院されないし、吐いても猫は毛玉吐くもんだー!

で放置の猫がほとんど!

草あげなきゃ!とか、ワケ解らない

民間療法になってる。 

猫専門の先生と言われる方達も書いてたりする。

 

あれ、便秘で吐いてること多かったり、ちゃんと胃腸炎おこしてるからね。

うちは、歯科や皮ふの元気と言われる食べてる普通の猫達が来院するんです。

元気な猫達と飼い主さんが来るから、珍しい来院の仕方?だと思う。

 

たまに吐く猫達を沢山治療して来て、治るの。

この写真の猫の飼い主さんも、実感された。

便秘は便が出ないことではなく、便が出づらいことも入ります。

便秘のことは、何処かに書いた気がしますが

チェックしてみますね。

 

飼い主さんは、『過去の猫達放置してて可哀想だったなぁ』と言って下さいます。

皮下点滴の水分補給で大体治るもんです。

ヘアボールコントロールとかあげると、

繊維多いので猫の場合余計便が太く、出づらくなるので、私はやめとくよーにオススメします。

私の父が、腸と肛門の手術して、便秘だ!と苦しんでいるけど、便=繊維沢山!の思い込みから抜けられずお芋ばかりたべて

下剤のんでますから

親はナカナカ一筋縄ではいかないもので(泣)

ま、グチはそのへんにしますね!

 

猫さんは、食べて動いてたら元気!

と思いたい気持ちも判るし、食べてる間は基本来院しないのだと私も理解してるので、

先手うちます!

 

可能なら早期に発見してあげられるように、仔猫の頃から飼い主さんに基礎知識はお伝えするようにしてるので、ちょっとお伝えしますね。

腎臓病の初期は水を良く飲んで食べるので、元気だな!と思ってしまいます。

早く見つけると、腎臓を守る薬も開発されてるので、早期発見したいもんです!


あと食欲亢進して痩せたら甲状腺機能亢進症や糖尿病も考えます。
糖尿病もそうなのですが。
どちらも血液検査で判ります。


糖尿病は血液検査で血糖値がノーマルでも、食事のタイミングで血糖値低いこともあるので、隠れ糖尿病の検査もオーダーすれば可能なので、気になるときはお願いしたらオプション検査で普通は出してくれるはず。

食欲あって歩いてると、一見元気そうに見えるので、、ひどくなり痩せるまで飼い主さんに気づいてもらえないことが多い感じなので、知ってて貰うだけでも、早期発見出来たりします。可能なら


年に一回の血液検査&尿検査オススメです。
確定診断ではないけど今はアイデックス社の血液検査で、早期腎臓病も検出できたりします。あと尿検査も欠かせません。猫が病院に行かなくても気楽にできるので
先ずは尿検査からスタートしてみてはと。

 

花王さんから、リンクの許可は得ています!

https://www.kao.co.jp/nyantomo/lp/urine/

 

りえ先生のペットの未来チャンネルというYou Tubeもやったりしてます。まだ猫の病気までは放映してないのですが、撮影はしてるので良かったらみて見て下さい。お大事に(ΦωΦ)