「りえ先生のペットの未来クリニック」の日誌

犬猫の皮ふ、アレルギー、耳、歯、精神科が得意な動物病院のブログです。

耳がこんなになる迄の前兆は?


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これはコッカースパニエルの5歳の耳です。

耳のオトスコープ治療法は、栃木県動物の耳の病院をされてる臼井先生が発案した治療法です。

特に重症化しやすいコッカースパニエル。

手術にまでいってしまう子が多くて何とかしてあげたいとおっしゃっていました。

 

当院の予防歯科や避妊去勢手術など様々な治療で麻酔をかけた、生後一ヶ月から20歳までのワンちゃん達で耳にトラブルのあった子は70パーセントくらいです。

症状は外耳炎から鼓膜の破れている中耳炎までいろいろです。

 

犬で耳の悪い子のサインは

 

手を舐める

首や肩を時々かく

首を振る

目やに、涙焼け


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さて、これに当てはまらない犬ってどれ程いるでしょうか?

 

オトスコープ治療をして耳が治ってみると飼い主さんは

「あれ?アレルギーじゃなかったんだね」

「最近手を舐めてるし、涙焼けが始まったから耳の調子悪いかも」

「散歩で会うワンちゃん、どうも耳が悪そうなの…」

 

などなど、

耳のオトスコープをされてない、殆んどの獣医さんにも分からない「ナイスな指摘と診断」をしてくれます。

 

他所で言うと「犬が首ふるなんて普通でしょ?」という雰囲気に…

獣医さんにも「え?」と言われてしまいます。

 

当院で飼い主さん達と共に見つけた耳の悪い兆候…大きな声で堂々と言ってわかってもらえる日を目指しています。

 

このワンちゃんも手術を避けられるように全力で治療させていただきますね!